キャンバスペーパーに宵の風景を描く

5月の連休も過ぎましたね。

いかがお過ごしですか?

 

連休中、派遣の仕事に入れたのは2日程度、あとは不用品を少しずつ片付けたり、油絵を描いたり、近所に買い物に行くなど、なるべく支出のかからない方法で過ごしました。

(^_^;)

 

さて、今回はキャンバスペーパーに油絵を描いてみました。

キャンバス地のような凹凸のついた画用紙で、油絵の具で描いても紙の表面に波打つような皺ができず、絵の具やオイルなどが裏に染み出すこともありません。なかなかの優れものだと思います。木枠のキャンバスやキャンバスボードとはまた違った描き味です。

絵の具を吸収する感じの紙ではなく、最初は塗りムラがうまく処理できずに少し戸惑いました。

ただ、描いていくうちに紙の性質にも慣れ、絵の具が乾くタイミングや下地の活かし方などのコツが掴めた気がします。

 

キャンバスペーパー表紙(左)と、説明部分を切り抜いたもの(右)

 

また、紙の裏側に絵の具が付着しないよう、縁にはマスキングテープを貼り、あらかじめコピー用紙を貼っておくことにしました。

 

描く前のキャンバペーパーと説明書(左)、描く裏面にマスキング(右)

上の写真、左右ともにわかりづらいですが、左側は描く前の白い状態のキャンバスペーパーに説明書きを乗せて撮ったもの、右側はキャンバスペーパーの裏面にA4の紙をかぶせ、縁にはマスキングテープを貼った状態です。ダイソーで購入した花柄マスキングテープを使っています。こうしておくと裏面に絵の具がついても安心です。

 

前回のブログにも掲載した公園の写真を参考にして描いていきます。

モデルにした公園の写真

 

今回は宵の風景です。月が昇る頃、明るい金星が近くに見える様子を描きました。金星の位置はけっこう適当ですね。以前、見た風景からヒントを得ました。
実際はこんな空の色ではないかもしれない。そこを空想で描いていく。これは絵の楽しさでもあります。

 

昼間は仕事で室内に籠もっているか、徹夜明けで寝ていることも(汗)あるので、夕方とか夜に空を見上げることが多いですね。それもあって、夕日や月、星の風景を描きたいと思うのかもしれません。

夜の風景を見えたまま描こうとすると暗めの色彩になります。本格的に夜を描きたいのなら暗いトーンの色を使いますが、月が出ていても明るい色調にしてみたい・・。

昼間の明るい空に月を見かけることもありますが、それとはちょっと違うイメージで、こんな風景があったらどうだろうという思いも入れて描くわけです。

 

描いているときは迷いますね。相変わらずです。

 

参考写真の樹木の見え方を意識し、細かいところに囚われすぎると表現したいイメージとは離れていくし、そうかと言って、大まかに描きすぎるとそれはそれで気になるし。

1枚の絵としてのバランスを考えていくのは悩むことも多く、いろいろな表現の引き出しを開けていくようでもあり、完成に近づけながら、次の作品では別の表現で描こうかなと先のことを考えたりもします。

 

そして、迷いながらもなんとか完成にこぎつけました。

 

Tonight No.01

タイトルは「Tonight No.01」です。

サイズは 縦25.4cm、横17.8cm キャンバスペーパーに油彩 です。

多分、シリーズで描き続けるだろうと思い、No.01としました。

今まで描いた作品でも「月夜」とか「明るい月」とか、夜景関係(?)のタイトルが多いですね。今後、シリーズが色々増えるかも・・。

 

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としていただけますと、作品が表示されると思います。

(販売サイトへのURLを貼らずにすみません。いまだに、はてなブログの規約を見て迷い中。)

 

引き続き、描いていきたいと思います。

 

ご覧いただきまして、ありがとうございます。